水草 - 後景用 1
エウステラリスspダッセン
水質:弱酸性〜中性、軟水〜中硬水
光量:3〜4灯
二酸化炭素:必ず添加する
難易度:普通
流通名は大分違いますがオランダプラントの近縁種らしいです。
育成はよく難しいと言われるオランダプラントよりかは大分育てやすく弱酸性から中性の環境で状態が良いと葉の長さが7〜8cmぐらいに大型化して結構迫力があります。
成長速度も早く60cmのレギュラー水槽ぐらいだとすぐに水面まで成長してきてしまいます。その時はトリミングすれば切ったところからまた脇芽を出してさらに繁茂してくれます。余談ですがトリミングした後の脇芽が出る数はこの水草やミズネコノオのような茎の太い水草だとかなり多いです。
葉の色はだいたい普通は黄色っぽい感じですが水面近くや高光量の環境だとかなり赤みが強く出て来ます。
この水草は1本だけでも結構迫力がありますので90cm以上の大型水槽でのレイアウトで真価を発揮出来そうです。


ルドヴィジアspキューバ
水質:弱酸性〜中性、軟水〜中硬水
光量:3〜4灯
二酸化炭素:必ず添加する
難易度:やや難しい
比較的最近紹介されたなかなかの美種です。
育成はそこそこうるさく弱酸性、高光量の環境だと強い赤みをおびて大きく前出のダッセン並みに成長しますが中性付近になってくると全体的に黄色〜黄緑っぽくなり、葉もやや小さくなって迫力が少し落ちます。ただこれは状態が悪いというわけではなく成長速度などはあまり変わりません。
この水草で気をつけたいのが水中での突然の水上葉化です。残念ながら写真はありませんが水面に近づくと突然頭頂から水上葉化してしまうことがあります。水上葉はいかにも水上用という感じでかなり不自然ですのでその時は水上葉の部分を切り捨ててしまって植え直した方がいいです。1度水上葉になると全然水中葉に戻ってはくれないです。水中なのに水上葉でそのまま成長していきます。
葉は近縁種のパンタナル・レッドピンネントなどよりも堅くピンネントみたいに縮れたようにはならず存在感があります。綺麗だけど育成がクソ難しいレッドピンネントやグリーンピンネントの代替えに使える水草です。
レイアウトでは後景のメイン中のメインで活躍してくれるでしょう。状態の良いものでこれより目立てる水草は現段階ではあまり思いつきません。


グリーン・ロタラ
水質:弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬水
光量:2〜4灯
二酸化炭素:なるべく添加する
難易度:簡単
後景に使う有茎草の中で代表格中の代表格です。
育成は簡単な方で二酸化炭素も少なくても大丈夫で高光量である必要もないです。
・・・ただしそれはレイアウトをあまり考慮していない時の話でレイアウトの後景で使うときは主に真横から斜め方向に育ってくれることが望まれます。その場合は必ず高光量が必要です。単純な話、低光量だと少しでも光がほしいため直立方向に行きたがりますが高光量だとその必要がないために横方向に這ってくれるわけです。
レイアウトの後景で迫力のある森を再現するには始めに植えるときにピンセットで10本ぐらいまとめて1カ所、それを狭い面積中に出来るだけ多く植えられればそう難しいことではありません。成長も早いですから有る程度成長したら途中の所でトリミングをすれば1本から脇芽がいくつも出てネズミ算式に増えてくれてさらに全体のボリュームを上げてくれます。
成長速度はかなり早いですが水面に達してもそのまま水面を這うように育ちますのでそれはそれで鑑賞価値は有ると思います。とはいってもこの水草を使う限り頻繁なトリミングは欠かせませんし良い意味でトリミングの技術力を磨く格好の練習台となってくれます(この水草をうまく使いこなせればそれだけで大分レイアウトの幅も広がるでしょう)。


ロタラ・ナンシアン
水質:弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬水
光量:2〜4灯
二酸化炭素:添加する
難易度:簡単
最近はレイアウトで使われるのはあまり見かけなくなってしまいました。名前はロタラ・ナンシアンの他スレンダーマヤカ、ロタラ・ナンセアンなどいくつか混同されて呼ばれていたりしています。
育成は簡単で本で水草の入門種に入れられるくらいである程度どんな環境でも適応可能です。
見た目以上に茎も結構タフでトリミングを繰り返せばどんどん枝分かれしてあっという間にねずみ算式にすごい本数になっていきます。
葉の色は光量が強いとやや頭頂が赤みを帯びた黄色になりエウステラリスspダッセンをそのまま小型にしたような草体になります。逆に光量が少ない環境なら薄緑になってくれます(こっちの方がきれいかも)。
レイアウトでは繊細な草姿をしていることで貧弱な印象は否めません。それがレイアウトであまり使われなくなった理由だと思います。・・・ですが1本1本は貧弱でもそれをまとめ植えすればすばらしい姿を披露してくることでしょう。逆に貧弱を逆手にとってまとめ植えする本数を変えれば大型水槽でも、さらには今流行のミニ水槽でも臨機応変に活躍の場を与えることが出来ます
個人的に良い使い方としてはメインでの使用の他には中景から後景の所にアクセント的に10本以下くらいで後景の水草の貧弱になった下葉部分を隠すような役割で使うにはもってこいだと思います。


パンタナル・グリーンステラータ
水質:弱酸性〜中性、軟水〜中硬水
光量:3〜4灯
二酸化炭素:必ず添加する
難易度:普通
パンタナル・グリーンステラータは売っていれば価格はそれほど高くはないのですが最近はあまり存在自体見かけません。
育成方法は弱酸性であれば調子よく育ってくれますが水質が中性ぐらいだと少し小ぶりになって成長がゆっくりになる傾向があります。
色はグリーンロタラやパールグラスのような純粋なグリーンで光量に限らずその色は維持されてなかなか綺麗です。似た種類でミズトラノオ(ニューオランダプラント)がありますがミズノトラノオは茎が少し茶色ががかることがあるのに対してこちらの方が草全体が完全にグリーン一色になり、緑色自体も鮮やかです。
この水草はおもいっきり直立に育つ力が強く水面まで行けばそのまま水面から出て水上葉に変わって伸びていきますのでメタハラを使った水槽の上がオープンな環境であれば水中から水上への展開が楽しめるかと思います。
問題は節目ごと葉の間がかなり空きますのでどうしても全体的ボリューム不足です。まとめ植えしたとしてもそれはあまり変わらないので後景のメインとしては使いずらいです。主に中景〜後景の水槽の端の所や後景種の下葉隠しとして使うことが多いです。

