ショートヘアーグラス
水質:弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬水
光量:2〜3灯
二酸化炭素:必ず添加する(1秒1滴)
難易度:普通
ちょうど2000年頃にブラジルのベレンにて採集されたものが輸入されてきたのが最初だと思われます。現在ではトロピカ社でのポット売りや水上葉の形などで売られていることが多いです。国内にもチシママツバイ(絶滅危惧Ⅱ類)の名前で自生しています。
育成は単純に枯らさないだけであれば、草体自体はかなり丈夫なため難しくはありません。ただし、芝生のように一面繁茂させたレイアウトを目指した場合にはやや難しく、更に根気も入ります。
現状で水中での綺麗な芝生を再現するためにはまずはなるべく粒の小さいソイルを使って下さい。非常に養分豊富なソイル(昔のアマゾニア)ではその限りではありませんが、そうでなければパウダー系のソイルを使うと育ちがかなり良くなります。どうもヘアーグラスに関しては水田のような泥に近い底床の方が合っているようです(底床肥料も有効)。
また、一番始めの植栽でなるだけ数多く植えることが必要になります。あとはコケが付かないように気を付けて維持して下さい。ショートヘアーグラスは葉が硬いため先端に黒髭コケが付きやすいです。
草体は光が直接当たる場所で4〜6cmぐらいです。ただ光があまり当たらない場所では平気で10cm以上になったりしますが。メタハラ環境で育成すると2〜3cm程度と非常に草姿が短くなる傾向にあるようです。根の張りは非常に強く、引っこ抜うとするとグロッソスティグマ同様周りの株も一緒に抜けてしまってレイアウト崩壊してしまいます(汗)
葉っぱ自体は堅いため環境が合わなくとも早期に枯れるようなことはありません。しかし、茶色く枯れた状態の悪い葉を放置しておくと非常にやっかいな粘りのある茶ゴケが出てくることがありますので程ほどに。
また、長い時間が経ちますと、ヘアーグラス自体が非常に密集して来ます。そうすると、ヘアーグラス根元付近の水の循環がなくなって藍藻が出たりしますのでそうなる前にトリミングをした方が良いです。
トリミングは単純に根本付近から実際の芝生と同じ感じに刈り込めば良いだけです(量が多いと疲れます)。
ショートヘアーグラスの芝生になった前景は非常に壮観で、水草レイアウトでの一つの到達点と言っても良いかもしれません。現在ではパウダーより更に細かいスーパーパウダーと言われる非常に細かい粒のソイルもありますので、そういったソイルと底床肥料を有効に活用すればうまく芝生に出来ると思います。
また、他の成長の早い前景草(グロッソスティグマやキューバパールなど)の中にまぶすように入れると自然っぽくてなかなか良いです。後はワンポイントのまとめ植えや化粧砂用いた日本的な景観でのレイアウトを作るのに非常にマッチした水草だと思います。

