グロッソスティグマ
水質:弱酸性〜弱アルカリ性、軟水〜中硬水
光量:3〜4灯
二酸化炭素:必ず添加する(1秒1〜2滴)
難易度:普通
前景草として昔から使われており、メジャー中のメジャー格の水草です。元はオーストラリア原産です。オーストラリアにはエラティノイデスとディアンドラの2種で自生しています。ほぼ見た目は一緒で区別付けるのは難しいようです。売られているグロッソスティグマはエラティノイデスの方になります。
ソイルを使用をすれば一面覆わすのもそれ程難しくはありません。底床を覆わす条件としましては、特に高光量であることが重要です。底床内の養分が豊富でも光量が少ないと草姿が縦伸びになってしまい、非常にみすぼらしくなってしまいます。60cmレギュラー水槽であれば最低3灯が基本で4灯あれば理想的です。CO2も1秒2滴以上など多めに添加した方が結果は確実に良くなります。
長期維持していると何段にも折り重なって厚くなってきますので、増えた後のトリミングはヘアーグラスと同じように根本付近からザクザク床を這うように切ってあげれば良いです。あまりに折り重なっていると一番下の葉っぱが枯れてしまうためトリミング後の立ち上がりが遅くなったりします。そのためあまり何段にもなってしまう前にトリミングすることをオススメします。
完全リセットなどの理由がない限りは引き抜こうとするのは絶対止めて下さい。ある意味気持ちいいですが、全部まとめて引き抜かれてしまって底床内の汚れも一緒に舞い上がってしまうため底床内の環境の崩壊に繋がってしまいます。
同じように前景用水草のキューバパールグラスはどうしても低硬度になってしまいがちなソイル環境では勢い付けるまで時間が掛かってしまうことが多いです。グロッソスティグマはpH、硬度に対しては適応範囲が広いのでそういった制約はありません。養分豊富なソイルを使えば数ある前景草の中でもかなり早期に絨毯再現出来る水草です。大磯砂でも底床肥料を駆使すれば絨毯にすることも可能です。
グロッソスティグマを長期維持していく上で一番問題になるのは縦伸びだと思います。これを回避するにはやはり単純に光量、CO2、養分を維持することに付きます。縦伸びになる時は大概その3つのどれかが必要量足りていない時です。特に養分に関しては貧栄養環境下だと別種のような葉の色になってしまうところからかなり肥料食いだと判断できます。ソイルでは3〜4ヶ月以上で葉の色が黄色っぽく小ぶりになってきたら追肥の判断となるでしょう。また、後景草などが繁茂してくると水流が回らず狭い水槽内とは言え想像以上にCO2濃度にムラが出てきます。グロッソスティグマをメインにレイアウトするときはそういった面も気を付けて下さい。
葉の長さは1cm前後、スプーン状の葉を対生して付けます。ランナーを縦横無尽に伸ばしていくことでねずみ算式に増えていきます。
環境が合えば非常に成長は早く、あっという間に底床を緑の絨毯にしてくれます。時間が経つと光の届きづらい後景から普通の有茎草のように長く縦伸びになったものが所々伸びて出てくる姿がよく見られます。
レイアウトでは、山(グロッソ単植)や森(有茎草メイン)をイメージしたレイアウトなどある程度どんなシチュエーションでも合うと思います。逆にあまりにも昔からメジャー級で使われまくりなのでもう食傷気味という見方をされてしまう弊害の方が多いかもです(汗)
※グロッソスティグマの植栽方法についてはこちらにて解説しています。

