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前景用水草カテゴリー

水槽の一番手前、見る人の視線が最初に落ちる場所を担当するのが前景用水草です。役割ははっきりしていて、背が低いまま横に広がって底床を覆い、水槽に奥行きを感じさせること。ほぼこの一点に尽きます。逆に言えば、どんなに綺麗な水草でも上に伸びてしまったら前景としては失格ということになりますね(笑)

前景は照明から一番遠いのに、後景が茂ってくると手前に倒れて陰を作るという、実はけっこう過酷な場所です。うちで前景がうまくいかなかったときの原因を思い出すと、たいてい光量不足か、後景のトリミングをサボって前を陰にしていたかのどちらかでした。機材のせいにする前に、まず後ろを刈るというのが私の反省です(汗)

それと前景は、コケが最も目立つ層でもあります。葉が小さく密生するぶん、いったん黒髭状のコケや斑点状のコケが乗ってしまうと取り除くのがほぼ不可能で、結局は植え直しになります。前景が綺麗に保てているかどうかは、そのまま水槽全体が安定しているかどうかの指標だと思っています。コケ側からの話はコケデータのほうにまとめました。

底床を覆うように横へ広がる前景用水草
底床を覆うように横へ広がる前景用水草

前景を密にするために

植え方については、小さい株をできるだけ細かくばらして、狭い範囲に密に植えるほうが結果的に早く揃います。まばらに広く植えると、埋まる前に間の底床のほうにコケが先に付いてしまうことが多いです。トリミングも、伸びきってから深く刈るより、伸びる前に浅く何度も刈るほうが密度が上がります。このあたりの考え方はトリミング編に詳しく書いてあります。

育成経験のある前景用水草

私が実際に前景として使ったことのある種類です。個別のページが用意できているものはリンクしてあります。

水槽の外に出さないこと

前景に使う水草には、丈夫で、切れ端一つからでも増えるタイプが少なくありません。水槽の中ではそれが長所ですが、そのまま自然の水路に入ると話がまったく変わります。余った水草やトリミングくずを、川や池、側溝に流さないというのは飼育者の最低限のマナーだと思っています。国内でどの種にどんな規制がかかっているかは、環境省の外来生物法のページと、国立環境研究所の侵入生物データベースで確認できます。買う前に一度見ておくと安心です。

他の層は中景用水草カテゴリー後景用水草カテゴリーから。水質や光量の表記の見方は水草図鑑トップにまとめてあります。